今年5月、師A.ラクシュマンの2度目の来日公演を行った事は、まだ私の記憶に鮮明ですが、もうすでに2007年から始める「ブッタ企画」に心を躍らせております。あるきっかけで、日本では馴染みの深い「ブッタ」をテーマに公演を行っていく運びとなりました。
美しく奥深いバラタナティヤムですが、ヒンドゥー神の物語は日本では馴染みが薄く、理解されにくい事に悩みがありました。「ブツタ企画」を進めて行く事は学びが多くとても興味深い事です。インド舞踊の美しさに魅せられて踊り続けてきましたが、そこにブッタの真理が加わる事により、今やっと私が踊り続けてきた意味を見いだせる気持ちがしています。
この「ブッタ企画」は長期にわたり実現されていくものになるかもしれません。今回のリサイタルはできるだけ多くの皆様にインド古典舞踊バラタナティヤムを知っていただくための企画です。まだ「ブッタ」に関する出し物はありませんが、興味を持っていただき、今後もご支援いただければ嬉しく思います。