南インド古典舞踊バラタナティヤム｜山元彩子：活動記録

ムクティ ～破壊・再生～

《第１部》詩「タゴール詩集より」

１）ナタナ アーディナル（raga : vasanta / tala : ata tala）
シヴァ神を称えた賛歌。太古の昔シヴァ神はチダンバラムの寺院において歓喜の舞を踊りました。

２）ヴァルナム シャンムカプリヤ（raga : shanmukapriya / tala : adi）
ヴァルナムは肉体面・精神面共に高度なものが要求されるバラタナティヤム・リサイタルのクライマックスと言えます。～ 孔雀に乗った美しいムルガン神よ！あなたはシヴァ神の息子であり、戦闘の神です。あなたは６つの顔を持ち、人々の悩みを取り去ってくださる偉大な神です。ムルガン神よ！今すぐここに現れて、あなたの慈愛で私たちを満たしてください。～

《第２部》クリシュナの物語

３）タランガム ゴーバルダナ ギリダナ（raga : hindolam / tala : adi）
小指１本でゴーバルダナ山を持ち上げ傘代わりにして、インドラ神の降らせた豪雨からブリンダーヴァンの村人や動物たちを救った勇敢さ、遊戯心を歌った曲です。

４）ナーダ ムラリ（raga : ameerkalyani）
美貌と幼年期の愛らしさで人気の高いクリシュナ神。永遠の恋人ラーダと笛を吹いたり、踊りを踊ったり楽しい様子が描かれています。

５）パダム ワダワダ カンナ（raga : ragamarika / tala : rupakam）
ワダワダ カンナとは母ヤショーダが愛しい息子クリシュナに「おいでおいで愛しい息子よ！」と呼びかけます。悪戯好きなクリシュナは皆を困らせます。

６）ティラーナ カマス（raga : kamas / tala : adi）
最後を飾るに相応しい踊り。大輪の蓮の花は満開となり、そして散りゆきます。

マンガラム：舞台の無事終了に感謝し、ご挨拶いたします。