生徒全員により、今日この日を迎えられた喜び、舞台の無事と成功、皆様への感謝を現し、踊ります。
プシュパンジャリは献花の舞。ガネーシャ神に舞台の成功と無事を祈り花を捧げます。ガネーシャ神は像の頭と大きなお腹がシンボルの富と歓喜の神様です。日本でも歓喜天として知られています。
アラリプは動きに直接意味を持たない純粋舞踊。目・首・肩などの細部の動きから全体の動きへ広がりをみせます。その様子蓮の花の蕾が次第に開花する様子にたとえられます。
ジャティスワラムは「動きの組合せ」という意味を持つ純粋舞踊です。曲の中で歌われている「サ・リ・ガ・マ・パ・ダ・ニ」は音階「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」に値します。
バラタナティヤムのリサイタルにおいてクライマックスといえる演目です。体力・精神力ともに高度なものが要求されます。ヌリッタ(純粋舞踊)とヌリッティヤ(物語・感情を表す)が交互に組込まれ、複雑な構成も見どころです。このヴァルナムは宇宙の母なる女神(デーヴィー)を称えた曲です。
母なる女神よ!どうか私たちの前に姿を現し、その溢れんばかりの慈悲をお授け下さい。
女神よあなたは、虫・像・鹿・鳥・魚・木・草花... この宇宙に存在するすべての生命の源です。
馬車に乗って現れたクリシュナ神はルクミニ王女を連れ去ります。
ルクミニ王女の願いが通じ二人は結ばれるのです。
ナヴァラサ(9つの感情):シュリンガーラ(愛情)、ハースィヤ(滑稽)、カルナ(慈悲)
ラウドゥラ(憤怒)、ヴィーラ(勇武)、ヴァーヤナカ(恐怖)、ヴィーバッツァ(嫌悪)
アドゥップタ(驚愕)、シャーンタ(平和)
インド二大叙事詩の一つである「ラーマヤナ」より:偉大なるシーター女神よ!ラーマの愛する妃よ!あなたは偉大です。月のように輝くお顔、百合のように美しい瞳、胸には百にも連なる真珠が輝いています。大地の女神シータよ!私達をお守り下さい。
美貌と幼年期の愛らしさで人気の高いクリシュナ神の物語です。シンボルである横笛を吹き、恋人ラーダと戯れる様子が描かれています。それとは対象的に悪魔を退治し、小指一本でゴーバラダナ山を持ち上げ人々を救うなど勇敢な姿も描かれています。
最後を飾るにふさわしい華やかなアイテムです。ヌリッタ(純粋舞踊)のスピード感、複雑なリズムによる構成が見どころです。今回のテーマ、ジャガッドダートゥリィーにふさわしく宇宙の母なる女神に祈りを捧げ、ダンサーは持っている力を全て出しきり、満開の花を散らして舞台の終演を迎えます。
出演者全員により、舞台の成功を神々に、そして皆様に感謝し、ご挨拶いたします。